もりいくすおのヤングレポート

おもてなし

2022 年 3 月 26 日

郷里の母から直径20センチほどのバームクーヘンが、ユカさんと私にひとつずつ、送られてきた。
親心にただただ感謝なのだが、母はこれを「贈ろう」と思ったとき、どれほど、我々の年齢や健康をイメージしただろうか。
果たして、彼女は自分が60近い年齢のときに、ひとりででかいバームクーヘンを1ホール平らげていただろうか?
同じ予算なら、どう考えても、近年のくすおはウイスキーがうってつけなわけなのだが、つまり、その諸々に気づかないということは、この行為自体は、相手にどう思ってもらいたいと言うよりも、自分がどうしたいかのほうにウエイトが乗っかっている気がする。
良いとか、悪いとかの問題ではなく、興味深い。
「でかいお菓子を息子たちに送ってやろう」という一点。

お母さんありがとう。

●まてよ。
自分も、遊びに来た後輩にやたら大量になにか買って与えようとしているのではないか?と、我が身を振り返る。
彼らが帰ったあとのテーブルの上の残り物を見て「お口に合わなかったのかな」などと思うこともあるが、これこそ、自分がもてなしたいだけで、相手のコンディションと、よくすり合わせてないのかもしれない。
ん〜でも、ボトルを空けちゃうこともあるし、いつも押し付けてるわけでもないと思うがなあ。一緒に成城石井に買物行ってるしなあ。
遠慮もあるだろうし、ここはひとつ、後輩たちとはちゃんと会議をすることとしよう。