もりいくすおのヤングレポート

はずれ

2021 年 6 月 18 日

珍しく図書館で本を借りた中に、なんのタメにもならない、一般のおじいさんの本が一冊まざってた。(タイトルで選んでインターネットで予約したので内容がわからないのだ。)
自費出版とはちょっと違うようだが、かぎりなくインディーズに近い内容。
「高木新平」という俳優さんのプロマイドをたくさんご所蔵の、活動写真が好きな(カツキチというらしい)コレクターさんらしく、この人にいろいろ言い寄ってくるマニアへの口汚い苦言が、大量の高木新平の写真とともにまとめられている本。

ワイズ出版さん(’97)。

●図書館から借りているので一銭も損はしていないが、期待を込めてページを開いただけに、エノケンを観に行ったらエノケソだったかのような、令和の御代に昭和なサゲ気分になり、ちょっと時間を返してほしい(<つまり、こういうかんじの短い文句の連続が一冊にまとまっている。笑)。
…と、書いてるうちに、なんだか面白くなってきた。もう一回読んでみようっ。

SNSのお手軽じゃない時代では、広く文句を言おうと思ったら、出版という手段が一番お手軽だったのだなあ。(あとは便所の落書きか、街頭演説でした)


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