ちいさい
2023 年 12 月 12 日
雑誌掲載のしごとで、小さい絵というのは料金が安くなりがち。
「小さいから、安い」という、野菜やなんかの考え方といっしょだ。
コレについては長いこと各社の担当さんに言ってきた。
「おたくさんで扱いが小さかろうが、こっちは描く手間は変わらないのだ。場合によっては米粒写経のように容易ではない場合もあり、逆に上乗せしてほしいぐらいなんだ」
たいがいの担当さんは「目からウロコ」と言った具合にそれ以降ギャラに区別をしなくなるようになったものだが、あたし以外のイラストレーターが声を上げなかったのか21世紀になってもそうした「常識」がまかり通ってる。
ところが、長い暗黒の時代を乗り越えてやがて世はデジタルの時代になり、小さい絵を描くのがめちゃくちゃ簡単になってしまった。
やんぬるかな、安いなあと思いながらシンプルにガマンしなきゃいけない時代の到来なのであります。(ていうか、文句が無くなったと言えばいいのかも)
●ハナシゃ変わりますけど…
今日テレビニュースでユカさんを出迎えていた取材先のご婦人たちがタイニーで対比がラブリーでした。