くすお画主主義共和房

WOWOWで小津安二郎のサイレント時代の作品を現代に置き換えてリメイクするという。
「否定を前提にしたくはないが」…とした上で「不安しかない」と活弁の片岡一郎先生とちょっとやりとりをした。
小津のサイレントといえば戦後が色濃い、と言うかもう戦後を知るなら小津のサイレント…てなくらいに時代を色濃く反映した作品ばかり。
それを「れいわ」に置き換えて？？トーキーで？？
「ハンセン病」がコンプライアンス的にまずいということでわざわざ「泥棒」とかに設定を変えて（それもどうかと思うが）「砂の器」を染め直すテレビドラマとかを思い出すと、まぁ〜〜不安しかないッス。

時代や世相って
大事だと思うんだけどなあ…

●クドカンが黒澤の「どですかでん」を撮るとニュースに出てたが、アレは山本周五郎の原作をクドカンが映像化したいのであってリメイクとは違うこだわり。「どうして黒沢さんはこのエピソードを削ったのだろう？」と。
「シン…」シリーズの庵野監督の場合は彼の正解を提示している。
WOWOWのこだわりに興味津々。