もりいくすおのヤングレポート

おせんち

2014 年 6 月 3 日

伯母の告別式。
生涯を独身を通した男勝りの伯母(少女時代は番長)は子供時代のあたしと平等に遊んでくれたのでこっちもイタズラを思いっきりしたものだ。
自分が成長するにつれ疎遠になったが、それでも会えばわざと彼女がいやがる冗談を言って、リアクションを楽しんだ。
あたしもいやな大人になったものであります。

ごきげんよう。

ごきげんよう。

●その後彼女には身内が手を焼く厄介なニュースもしばしばあったりして、臨終に接しては
「80まで生きたんだからいいじゃん。」
て感じで葬儀中もカラッとしたものだった。

お棺に花を添える段になって、
あたしはつい、いつものように
「一輪、鼻の穴に刺しましょうか」と冗談を言った。
すると子供の頃、伯母と3人でいっしょによく遊んだ従兄弟(7つ上)が屈託なく笑った。

とたんにさみしさが込み上げた。

やっと事の次第をリアルに感じた。

合掌