ランド・オブ・ザ・デッド(05)

~ゾンビ3 部作のその後~

「ゾンビをどう撮っていいかわからなくなった」
と スランプに陥ってたご本家ロメロ監督の満を辞しての最新作。
本作ではゾンビ達の詠嘆的な叙情味が加わった、彼らの権利の主張と革命が描かれ る(?)。
3作目において生まれた「知恵がつく」「首を切られても大 丈夫」などというアイデアを
踏襲したロメロ・ルールのゾンビ。
これらの独特のルールは、ぶっちゃけ誰が描いたって大同小異な筈のゾンビ像
(&カニバリズムの表現)に群星を圧する個性を与えている。

land01<さらに 知恵のついたキャラが活力素的役目を果たしている。

land02 land03
「死霊のえじき」よりはメイクが穏やかになった ものの、死体と言うより
あいかわらずバケモノっぽさのほうが強い メイク。
でも、どう撮っても、内容にツッコミどころが多くても、 ご本家がやるならそれでもいいや
という敬意に、いささかの諦観をまじ えてファンは本作を受け入れる。