蝋人形師
洋館に住むこの先生は自ら「蝋という字からして神秘的、猟奇的だよねえ」という、あやしいイメージを大事にし、年のわりには職人かたぎ。イギリスの蝋人形館マダム・タッソーもくさしていた。
ん〜、わたしゃ海外の蝋人形館の完成度とエンターテイメント性は好きですけどね。
イギリスでジョン・ライドンやメージャー元首相(の鑞人形)を写真で撮ってきたとき、見た人のほとんどが「逢ったの?」とかんちがいした完成度だった。はたして日本の蝋人形はその粋まで達しているだろうか?
ちなみにこの先生の工房の人形も近くで火山でも噴火したのかと思うほどホコリだらけでかわいそうだった。
つまり人形に対する考え方が違うんだろうなあ。くさしちゃいかんと思うなあ。