もりいくすおのヤングレポート

げいにんさん

2021 年 12 月 19 日

ネトフリで「浅草キッズ」を見たが、なかなか良かった。
役者を含む、映像クリーエーターたちの、職人技と言おうか、とにかく見ごたえがあり、脚本、監督の劇団ひとりに感心した。

実際の師弟関係というのはもっとドロドロしてると、神田伯山先生がラジオで言ってたが、たしかに大泉洋が綺麗すぎて、瀕死の浅草が描かれてない。
ちょっといろいろ、きれいすぎるところは、ある。
とにかく80年代初頭の浅草はなかなかで、あの六区には、いまの10倍は酔っぱらいと喧嘩と路上で眠ってる人がいたし、そのまま再現したら台東区からクレームが来そうなほど、ウォーキングデッドだった。
(本物のビートたけしがダイノジ大谷のオールナイトニッポンで数年前に「放送禁止のおじさんばっかり歩いてた」と表現している)
フランス座も、おねえさんたちはあんな粒ぞろいじゃなかった。
浅草駒太夫というおばあさんが現役で頑張っていて、紅を施したアソコを丸出しにして、大股開きのまま舞台からお客さんと会話をするという、なんとも素晴らしい(皮肉ではなく、本当に素敵な)、独特の生命エネルギーに満ちていた。
ま、ソコは趣旨ではないので、「えがきすぎる」と、軸足がブレるかもだから、かまわないんですが、たけしが浅草を去っていこうとする説得力を助ける、気骨な画作りにはなったはず。

お笑いな1日。

●ハナシゃ変わるんですけど、M-1…
錦鯉は6年越しで応援していたんで、文句は無い。
「笑点」を降りるといい出した林家三平のほうが、錦鯉の長谷川より歳上なんだよね!笑