もりいくすおのヤングレポート

ふほう

2020 年 4 月 11 日

映画監督、大林宣彦さんご逝去。

先日、衛星放送の、サイレント映画などを紹介する番組で「赤垣源蔵」(くすお初見)を出してくれてうれしい!と思ったが、彼の解説トークの内容は支離滅裂で、つじつまが合っていなかった。
最晩年はモルヒネなどを打ちながらの収録だったのかなと思ったりした。
(もっとも、この番組スタッフは伴淳三郎の顔と名前を間違えたりするので、シラフのスタッフがつじつまの合わない編集をしたかもだが。)

ゴダイゴさいこー。

●同世代は、公開当時予備校で「時をかける少女」(アニメではない)などを絶賛していたが、あたしの圧倒的フェイバレットは、彼の商業映画デビュー作「ハウス」であります。
若い大林監督のワルノリが光っているフェティッシュなカルト映画。
彼の作品はあんまり見てないけど、映画史に残る駄作アニメと信じて疑わない「少年ケニア」や、本当におもしろくない「金田一耕助の冒険」を見ると、2作目以降の彼のセンスが苦手で、個人的にはやさしい尾道のおじさんよりも、是非ヘンタイベクトルで世界に出てほしかった。
合掌。

(加筆:SNSの友だちの発言を見てると名作も多いらしく、出会ってない私は徹底的にご縁がなかったのかなと思った。あ、「転校生」は見た。主人公のふたりと同い年だわ)