もりいくすおのヤングレポート

ふどき

2019 年 12 月 21 日

中旬に放送のあった「新日本風土記」をやっと見られた。
フットワークの軽い取材力で、全国あちこちの赤穂事件ゆかりの地を訪ねる。

ついでに生命の尊さを訴えようとよくばって、寺岡平右衛門が妹の首を落とす長野県の地芝居を先に見せておいて、さあ沖縄・伊江島の組踊りでは同じ出し物でどうやるでしょう?ほうらごらんなさい。殺生を表現しない沖縄の組踊り忠臣蔵。大石内蔵助が止めに入ります。
そこに、太平洋戦争のフィルム出して、重い歴史を乗り越えてもいまも米軍が駐留している難儀な沖縄は、命の尊さを知っている。…とやる。

七段目のイメージ。

●いやいやいや、内蔵助が止めに入るほうがスタンダードだから。笑
強調したい場面のためにきわどいスクリプトをもってきてうまい構成。

でもね、忠臣蔵を語る上で、「いのち」のハナシは慎重に願いますね。